Archive for 2014年6月28日

叱る

「健やかな砺波っ子を育てる子育ての輪」

「健やかな砺波っ子を育てる子育ての輪」

6月28日(土) 先日の学校保健委員会で、PTA役員の方から「叱り方」について話題提供がありましたので、考えてみたいと思います。

叱られてばかりいる子は、「どうせ自分なんて」などと自己を否定的に捉えるようになります。実は、国際比較で見ても日本の子供たちの自己肯定感は低いという数値が出ています。高校生の自己評価結果ですが、「私は価値のある人間だと思う」という問いに対して、「(あまり、全然)そうでない」と答えたのは、アメリカ9.6%、中国17.1%、韓国24.7%、日本62.7%と、日本のみが突出して自己を否定的に捉えているそうです。

「お前は何をやってもだめだ」「また、そんなことをしたのか」「もっとがんばれ」といった言葉を投げかけられ、プレッシャーを受け続けると自尊感情は低くなります。睡眠時間や食事等の生活習慣の乱れも関係があると言われています。心理学の分野では、「ほめる」と「叱る」の割合が3対1程度にならないと叱る効果が上がらないという研究報告もあるようです。

本校では今年度の重点目標に「やればできる」というキーワードを掲げています。「あなたならきっとできる」と子供の可能性を信じ叱ることが大切です。ルールを破ったり壁にぶつかったりしたとき、反省する機会をもち「これからどうしたらよいのか」自分の進むべき道を考えさせることが大切です。乗り越える様子を見守り、褒めてやるのです。こうした経験をたくさんすることで、子供は自立していくと考えます。

私が学級担任だったときに留意していたのは、行動を叱るということでした。決して人格を否定することがないように気を付けていました。したがって、「また~したのか」「またお前か」などと「また」という言葉で人格を否定することのないようにしていたつもりです。本当か?と教え子に叱られそうですが。

難しいことをたくさん書いてしまいましたが、魔法の言葉ともいえる「ありがとう」を数多く言うことが一番ではないでしょうか。例えば、学級の係活動を任せ「学級のためにありがとう」、家族の一員としての仕事を任せ「みんなのためにありがとう」などと言える日常であれば、「叱る」言葉も響くと思います。

写真にある砺波市教育委員会から出されている「健やかな砺波っ子を育てる子育ての輪」にも、「『ありがとう』『助かったよ』と感謝の言葉をかけましょう」「結果だけでなく、努力している姿を「がんばったね」とほめましょう」と書かれています。